知床半島・羅臼の山々のライブカメラ
知床半島・羅臼の山々
提供:インターネット自然研究所
知床半島はオホーツク海と根室海峡に挟まれ、半島中央部には最高峰である羅臼岳(1,660.2m)など標高千mを越える険しい火山連峰と原生林に覆われた山岳景観、多様な野生生物の存在など原生的な自然が特徴です。殆どの山々はエゾマツ、ミズナラなどの針広混交林の原生林で覆われ、標高が高くなるにつれてダケカンバ帯からハイマツ帯まで多様な植生が広がっています。さらに知床はヒグマなどの大型ほ乳類やオジロワシ、シマフクロウなど鳥類の生息地、海ではアザラシの仲間やトドの回遊などまさに日本を代表する秘境に相応しいものです。 カメラ設置個所である羅臼国後展望塔は、羅臼町市街を眼下に見下ろす標高167mの高台にあり、羅臼岳等の知床の山々から国後島や根室海峡までの雄大なパノラマを望むことができる絶好の展望地です。この羅臼国後展望塔は、特殊法人北方領土問題対策協会に より、来訪者に北方領土問題への理解を深めてもらい、北方領土の返還実現を目指すため設置されたものであり、展望室、映像室、展示室などがあります。 知床半島の一部が知床国立公園及び国設知床鳥獣保護区に指定されています。半島 の真ん中を羅臼岳(1,660m)など1,000mを越える山稜が背骨のように連なっています。 ほとんどの山々はエゾマツ、トドマツなどの原生林に覆われ、高山植物群落、ヒグマ、オジ ロワシなど野生生物の宝庫で原始地域そのものです。羅臼ビジターセンターがある羅臼温 泉は、本国立公園の南東部に位置する利用拠点として集団施設地区となっており、本ビジ ターセンターの他、野営場、ホテル等があり、周辺自然探勝利用の宿泊・羅臼岳の登山基 地ともなっています。